外国人が警察署でできる手続き一覧
在留カードの届出、被害届の提出、紛失届など、外国人が警察署に行く際の主な手続きと必要書類をまとめました。
在日外国人が警察署に行く機会は意外と多い。被害に遭ったとき、落とし物をしたとき、住所変更の届け出など、状況別に何が必要かをまとめた。
住居変更の届け出(在留カード関連)
引っ越した場合、住所変更の手続きは市区町村の役所で行う(警察署ではない)。ただし、変更後の在留カード情報は警察署に伝わるため、特別な届け出は不要な場合がほとんどだ。
在留カードの紛失については後述する。
被害に遭ったときの被害届
窃盗・暴行・詐欺など被害に遭った場合、最寄りの警察署または交番に被害届を提出できる。
持参するもの
- 在留カード(または旅券)
- 被害の状況をまとめたメモ(日時・場所・被害内容)
- 証拠になるもの(写真・領収書・通帳の記録など)
言語の壁について:多くの都道府県警察には電話通訳サービスがある。窓口で「通訳をお願いできますか」と伝えれば、電話越しに通訳を介した対応が可能なことが多い。事前に管轄警察署の多言語対応状況を確認しておくと安心だ。
在留カードの紛失届
在留カードを紛失した場合は次の順で対応する。
- 最寄りの警察署に遺失届を提出(遺失証明書を発行してもらう)
- 遺失証明書を持参し、地方出入国在留管理局で再交付申請
警察署では「在留カードの紛失」という事実を証明する書類を発行するのみで、再交付は出入国管理局の管轄だ。
パスポートの紛失届
海外旅行中のパスポート紛失は在外公館(大使館・領事館)が対応するが、国内でのパスポート紛失は次の流れになる。
- 最寄りの警察署に遺失届を提出(遺失証明書を発行)
- 証明書を持参し、居住地のパスポートセンターで失効の手続き・再発行申請
注意:旅行者(日本非居住者)の場合は在外公館への連絡を優先する。
交通事故に遭ったとき
交通事故に巻き込まれた場合の手続きは日本人と同じで、事故現場に110番通報し、警察が来た際に必要事項を伝える。在留カードか旅券を提示できるよう準備しておく。
相談・通報時の多言語対応
警察庁の「#9110」(警察相談専用電話)には多言語対応窓口がある。英語・中国語・韓国語・ポルトガル語など複数言語に対応しているケースが多い。緊急でない相談であればまず#9110に電話し、適切な窓口を案内してもらうのがスムーズだ。